目次
前回までの話
連邦軍のV作戦を嗅ぎつけたジオン軍のシャア少佐の部隊がサイド7にザク3機を偵察に送り込んできた。
しかし、手柄を焦った一人(ジーン)がザクで攻撃を開始してしまい、連邦軍もサイド7に住んでいた人たちもたくさん犠牲になってしまった。
そんな中、偶然とはいえガンダムへと乗り込み、サイド7に侵入したザクの内2機の撃破に成功したアムロ。戦いでの疲れを癒す間もなくシャアのムサイが攻撃を仕掛けてくるのであった。
感想、各シーンで思ったことなど
穴の開いた箇所はウォールフィルムで処理
シャアのムサイからのミサイルにより壁に穴が開き空気が流出していくのだが 、連邦軍の人が近くにあるレバーを操作すると風船のようなものが出てきて穴の方へ飛んでいく。風船のようなものは穴のところで破裂し穴の部分にベタッと張り付いて固まって穴を塞ぐ(ガムを口で膨らませて破裂するときの感じです)。この風船のようなものがウォールフィルムと呼ばれるものなのですが、ガンダムを見ていくと結構目にすることのあるものです。
穴が大きすぎると使えないものですが、亀裂のような箇所では抜群な効果を発揮するものです。
これが顔とかにくっついたら・・・と考えて恐怖した人は私だけではないはず(笑)
リュウさん登場!パオロ艦長負傷・・・
パオロ艦長がサイド7の機銃(たぶん)を使っていたところにリュウさんが駆け付け、リュウさんが艦長に艦に戻るように言っているところでそこにミサイルか何かが当たり、パオロ艦長とリュウさんは壁に叩きつけられます。
パオロ艦長がリュウさんを庇うかたちとなり、艦長は負傷してしまいます。
ことごとく正規兵がやられていきます。シャア恐るべし、です。
目立つピンクのパイロットスーツで潜入する少佐・・・
セイラさんが逃げ遅れた人を探しているときに、ガンキャノンの頭部と思われる部品を物色しているシャア。
このときお互いに兄妹であることを察しますが、状況が状況なのでお互いに確信が持てないでいる状態ですね。
めっちゃ銃弾かわすシャア、手榴弾の威力もすごい
ガンダムがスーパーナパームを使ってモビルスーツのパーツを焼き払った後、リフトで上に上がろうとしたときにその隙を狙ってシャアがホワイトベースに近づきます。
みんなシャアを狙って銃を撃つのですが当たらない当たらない(笑)。しかしなぜか双眼鏡型の撮影機には銃弾が命中します。
シャアは潮時と悟り、移動しながら手榴弾で壁を破壊して逃げていきます。このときの手榴弾の威力はモビルスーツも楽に壊せるくらいの威力なんじゃないかと思うくらいでした(笑)
モビルスーツを撃破するのとは違う、生身の人間を撃つのは抵抗がある
このへんもガンダムという作品のすごいところで、アムロがガンダムで生身の人間を撃つのに躊躇しつつ自分に気合をいれるように叫びながら撃つのですが、やはり生身の人間を撃つ=人を殺めるなので軍人でもないアムロは精神的につらいものがありますよね。
モビルスーツ同士の戦いだとやっぱり機械を破壊しているという感覚しかないが、モビルスーツを撃破するということは人も同時に殺めてしまっていること。このようなシーンは他のガンダム作品でも出てきますが、アニメは子供向けだからといって手を抜かず本気で作っているのが伝わる大事なシーンです。
シャアのザクと戦う時にアムロが「相手がザクなら人間じゃないんだ!僕だって!」というセリフがあるので、モビルスーツ相手なら罪悪感も薄くなるのでしょう。
シャアも驚くガンダムの性能
ついにシャア自らがザクを駆って戦闘を仕掛けてきます。もちろんアムロとはモビルスーツの操縦経験が違うので動きで圧倒しますが、ガンダム自体には致命的なダメージを与えることができませんでした。それどころか、部下のスレンダーが乗るザクがガンダムのビームライフル一撃で沈められその威力に驚きます。
いくら経験で勝っていても、有効打が与えられずこちらは一発でも当たればやられるなんて理不尽にも程がありますよね。そのため、シャアは一旦引き下がります。
アムロ、ブライトとの確執
シャアのザクとの戦闘から帰ってきたアムロ。むかえられたブライトからは「ガンダムの性能を当てにしすぎる、戦いはもっと有効におこなうべきだ」と言われる。やれないなら今からでもサイド7に帰るんだなとまで言われたアムロ。ちょっと言い方きついですよ、ブライトさん・・・。
まぁでも、アムロよりうまくガンダム使える人がいない(経験者がいない)現状では、アムロに頑張ってもらうしかないですし、ガンダムがいなければ戦艦なんてすぐにやられるであろうことは目に見えています。甘やかしてるときではないですもんね・・・ましてシャアに狙われているのであればなおのこと。
私が選ぶ名言(名セリフ)集
戦いとは、いつも二手三手先を考えておこなうものだ。(シャア)
サイド7への攻撃を一時中断し、ドズル中将に補給要請をおこなった直後に生身でのサイド7侵入を決めたときのセリフ。シャアの戦略はなかなかに過激ですが、それゆえに相手にとっては恐ろしい作戦になっていますね。
それでも男ですか、軟弱者。(セイラ)
一人逃げてきたカイさんをひっ叩いての一言。
セイラさん達が逃げ遅れた人を探しに行くところだったのもあり、そのときのカイさんの態度が許せなかったのでしょう。
このスピードでせまれるザクなんてありはしません、一機のザクは通常の3倍のスピードで接近します!(オスカ)
ザクの出撃をキャッチしたときに言ったセリフ。これが赤い色したもの=3倍のイメージを定着させることになったものの一つですね。
見せてもらおうか、連邦軍のモビルスーツの性能とやらを(シャア)
ムサイからの出撃時に余裕をかますシャアのセリフ。後にガンダムのビームライフルの威力を見せてもらい、ビビることになる少佐。
当たらなければどうということはない(シャア)
ガンダムのビームライフルにビビるスレンダーに向かって言ったセリフ。部下を励ますために言ったセリフと考えるならば、シャアは良い上司ではありますね。スレンダーやられるけど。
やれるとは言えない、でも、やるしかないんだ(アムロ)
戦闘を終えて帰ってきたらブライトにめっちゃ苦言を言われたアムロが言ったセリフ。こういう状況が一番ツラいですよね、肉体的にも精神的にも・・・。
私の印象に残ったシーン
亀裂にウォールフィルムを貼るところ
シャアのムサイからの攻撃で亀裂が生じた壁に使用。
カイさん、セイラさんに叩かれる
命からがら逃げてきたカイさん、逃げ遅れた人も探さず一人逃げてきたことに怒ったセイラさんに軟弱者と罵られる。名言でもあり名シーンでもあるところです。
シャアが銃弾を見事に避けるところ
シャアがサイド7内に侵入、ホワイトベースに接近したとき。
なんかシャアのこういうシーンをよく見ている気がするんですよね。
ホワイトベースの舵輪
ホワイトベース出航時にミライさんが舵輪を掴んでいるのですが、自分的にはこの光景が当たり前になりすぎていることがこわかったので、印象に残るシーンとしてあげさせていただきました。
舵輪である必要とは・・・。
主な登場兵器
MS-06ザクⅡ
MS-06Sシャア専用ザクⅡ
RX-78-2(RX78)ガンダム
RX-77-2(RX77)ガンキャノン(パーツで出演)
RX-75ガンタンク(ガンダムに運ばれている状態で出演)
ホワイトベース
ムサイ
終わりに
今回初めてシャア専用ザクが登場し、シャアの強さや怖さが伝わってきます。これからのシャアの戦略に注目していてください。ただ、次回はシャアが少し追いつめられるかな(笑)
最後に言うのもなんですが、私の中でスーパーナパームの印象が結構フワフワしています。最近ではゲームなどでも目にすることがでてきましたが、それでも威力やら性能、使い方がいまいち想像できません。
ですので、スーパーナパームについては今後も調査を続けていきたいと思っております(笑)